
チェーン展開をしている・目指している場合だと、役職設計をする際に
「店長のランクを設けておく」ということ
こちらをオススメしています
細かく分けると料理長・副店長も分けたいというところもあるのですが
その辺りに関しては管理体制とのトレードオフになります
とは言え、店長に関しては分けておくことをオススメしております
「店長」という一括りで管理をしてしまうと、さまざまな障害に行き当たりやすくなります
・配置転換を依頼したいけど本来の目的が伝わりづらい
・店長自身の納得度につながりずらい
主にこの2点が目的としてあります
同一業態をチェーン展開をしている場合でも、
全ての店舗が満遍なく利益率が良いというケースはなかなかないと思います
そこを因数分解して現在の状況を整理しておくのが必要です
事例として多いのはS・A・Bと3段階に分けます
それと本部の業態開発力・立地等によりそれらの概念が変わってきます
イメージが分かりづらい場合は銀行の担当者に聞いてみると大体ランクが分けられているので
イメージがしやすいと思います
売上やFL管理の属人性が高い状況であるならば
・Sランク(収益性が高い・ここを理想として展開していきたい)
・Aランク(良い感じではあるがSよりは目立たない)
・Bランク(課題が残っている)
これとは逆に、
本部の業態力・立地が強い場合はランクの意味合いも変えるケースもあります
この辺りは設計時のヒアリングによって判断していきます
この仕組みルールがあるだけで配置転換がしやすくなります
理想だけをいうと店長に関しては、1店舗だけの移動なしが良いように感じるのです
但しその理想に甘んじるのではなくどういう経営状況になっても
対応できる想定を作っておいて損はないということです
予期せぬ状況が発生した時に、対応力が強いかどうかは今まで以上に重要になってきます
仕組みがないが故に同じ痛みを味わうのも、良い気分ではないですし
仕組みとして作っておくことにより
会社・店長双方が余計な感情を省き淡々と実行できるようにするのが狙いです
業務の効率化
前回書いたのですが、業務の効率化の狙いってまずは失点を防ぐことだと思います
スポーツで例えるなら
「5対4で今までは勝っているのを5対3にしたいよね」
そんな感じだと思います
得失点差が1だったのを2にしたいよねってこと
会社経営でいうところの利益が得失点差に当てはまります
スコアが1点あたり100万だとしたら
100万の利益を200万にしたいよねってこと
(変な賭博の話ではありませんよ、あくまでイメージ笑)
効率化の狙いとしてはそんな感じだと思うのですが、
重要なのは入り口よりも出口であります
うまく施策が当たった時に、利益が増えた時に、
どうするかってことを考えておく必要があります
あくまで効率化というのは手段であって目的ではありません
例えば
・従業員に還元してさらに頑張ってもらう
・経営者が堂々と頂く(これももちろんあり)
・とにかく会社を筋肉質体制にしておきたい
・(コロナで)会社の傷んだ財務を立て直す
・お客様に還元し、さらに得点を増やす
(これは単なる6対3ではなく、少しややこしい)
他にもありますが、ざくっと上記のようなものに還元が多いと思います
これらが目的としてその後に、どう正のスパイライルが出来上がるか
とても重要な経営判断として必要になります
失点を増やすことはなんとなく重要だと感じている場合も多いと思いますが、
セオリーとして
「バケツで水を汲む前に、バケツの穴を埋める」
このことを理解しておくと納得度が増すと思います
目的としては得失点さを増やしたい(もちろんプラスで)
そのためには得点を増やすのではなく、失点を減らすこと
物事には人やお金といったリソースが限られています
どこに集中すべきかの決断の時に間違ってしまうと手痛い失敗をしたくありません
策がない状況の中選択を迫られている状況の場合
「とにかく得点を増やしたい」と焦る気持ちもあるのですが、
一旦バケツの穴を埋めることに集中して良いでしょう
かといってやりすぎも良くないのでほどほど感が重要ではありますが
経費削減だけしておけば良いというのではなく順番が大事ってことですね
効率化に関してのまず第一歩は可視化だと思っています
とにかくアウトプットをすること
これに尽きます
でないと、集まりが変な方向に行きがちになりやすいので
+議事録をつける
+議事録を必ず振り返る
こういった当たり前の建付が必要になってきます
急がば回れってことですね
また追々、アウトプットの具体例等を示していければと思います